歩兵ガイド
勝敗ルール
片方のチームがドイツ軍(Axis)、もう片方がソビエト軍(Allies)を担当します。勝利条件はマップごとに違いますが、おおまかに分けるとふたつ。
A. 正面衝突 /
遭遇戦
ほぼ対等の条件でスタート、すべての目標エリアを支配した側が勝利。スポーンポイント(復活する場所)の位置は不変。優勢になればなるほど守備範囲が広がって守りづらくなるため、戦況がめまぐるしく変化する。敵を完全に圧倒しない限り、勝つことはできない。一定時間が経過しても決着がつかなかった場合、1.支配中の目標エリアの数、2.チームスコア、3.残りの増援量で勝敗を決める。
B. 侵攻作戦
片方が攻め、もう片方が守る。地形面では攻撃側が不利だが、かわりに増援が豊富で、リスポーン間隔も短い。攻撃側が勝利条件を達成するごとに、新しい目標がアンロックされ、それに伴って両軍のスポーンポイントも移動、前線がマップ奥へと推移していく。一度奪われた目標エリアは、取り返せないことが多い。勝利条件をすべて達成すれば攻撃側の勝ち、時間切れで防御側の勝ち。1
エリアの支配権が移ると戦局が大きく変わるため、後退の許されない防御側と、時間に追われる攻撃側とが、狭いエリアで激突する。
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戦術マップ
[O]。様々な情報がリアルタイムに表示される。戦術マップを見ないプレイヤーが多いと、チームの勝利は遠ざかる。情報が更新されたとき(何かが起きたとき)、チーム全員の
HUD 右下に警告アイコンが点滅する。 |
戦術マップを閉じてからしばらくの間、コンパスに重要地点への方角が示される。 |
戦術マップ: Map キー [O]
で、作戦目標と達成状態を確認できます。左側の戦術マップには、自分と目標の位置、右上にはラウンド終了までの残り時間が表示されます。
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- Axis が支配している目標 |
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- Allies が支配している目標 |
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- キャプチャーが進行中 |
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- Resupply Area
弾薬を補給できるポイント 歩兵用と戦車用は別々 |
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- Artillery Radio 砲撃を要請できる無線機の位置
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- Saved Artillery Coords
将校が砲撃目標として設定した座標 |
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- Rally Point 将校が設定した集結地点 |
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- Ordered Target Obj.
将校が命じた攻略 / 防衛目標 |
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- Help Requested at Obj.
将校が援護を要請している |
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- Destroyable Targets
爆弾で破壊できる場所 |
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- MG Requesting
Resupply 弾薬を欲しがっている機関銃手の位置 |
目標エリア: 戦術マップ上に、エリア名とともに勢力アイコンが表示される地点です(上の画像では The
Western Farmhouse
など)。白い円は無所属、黒十字はドイツ、赤い星はソビエトが支配中です。アイコンが半透明な場合、そこには敵味方とも手出しできません(別の目標を達成してアンロックしなければならない、またはすでに敵に奪われ奪還不可能)。半透明のエリアは無視してください。アイコン上に
X が点滅している場合、そのエリアを何者かがキャプチャーしようとしています。キャプチャーが完了に近づくほど点滅が早くなります。
キャプチャー: 目標エリアを支配することを「キャプチャーする」と言います。目標エリア内では、HUD
下にキャプチャーの進展を示すメーターが表示されます。エリア内の味方が敵より多ければ、太いバーが自軍の色に変わり始めます(ロシア=赤、ドイツ=黒)。完全に変わればキャプチャー成功、そこを支配できます。人数差が大きいほど所要時間が少なくなります。途中で敵の方が多くなった場合、バーは逆に縮みはじめます。将校クラスはキャプチャー時に
1.5 人分として換算されます(他クラスより 1.5 倍キャプチャーが速い)。
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太いバーが支配状態、その下の細いバーがエリア内の人数バランス。例では Eastern
Farmhouse は現在ソビエトが支配中(真っ赤)。エリア内に侵入したドイツ兵と、守るソビエト兵の比率は 3:7。 |
細いバーが真っ黒=エリア内からソビエト兵が一掃された状態。ドイツによるキャプチャーがスタートし、すでに
10% ほど進行している。 |
その後、途中でソビエト兵が侵入、両軍の人数が同数となり、キャプチャーが停止してしまった。増援や戦闘によって人数バランスが変われば、再びバーがどちらか多い方に動き出す。 |
作戦目標:
やるべきことは、戦術マップ右のリストで確認してください。番号がついていますが、順番は関係ありません。達成すると、古いものは消え、新しい目標が追加されます。すべてを達成すれば勝利です。
Capture / Take / Secure 〜 : 〜をキャプチャーせよ
Defend / Hold 〜
: 〜を敵のキャプチャーから守れ
Destroy 〜 : 〜を工兵の爆弾で破壊せよ
情勢の変化: 戦術マップの情報が更新されると(どこかで敵 /
味方のキャプチャーが始まった、将校が集結地点を指定したなど)、コンパス左に警告アイコンが点滅します。すぐに Map キー [O]
を押してみてください。

増援: 決められた勝利条件にかかわらず、敵軍を全滅させることでも勝利できます。残りの増援量は、スコアボード
[Tab] のチーム名横に表示されています。最初は 100 %ですが、犠牲が出るたびに下がっていき、やがて
Running low on Reinforcements!!
(増援が残り少なくなってきた!)の警告が出ます。0
%になるとそれ以上リスポーンできなくなり、Reinforcements are Depleted!!
(増援がいなくなった!)と表示されます。生き残りが全滅した時点で敗北です。
増援の量は攻撃側が多めになるよう設定されています。またプレイ人数によって臨機応変に調整されるわけではないので、参加プレイヤー数が少ない場合、あまり気にする必要はないでしょう。
個人スコア: 目標のキャプチャーで 10 点、敵を殺すと 1 点(将校は 3 点)、機関銃手に弾をあげると 5
点入ります。自殺・TK で減点されます。戦車で敵を倒すと、ポイントがクルー全員に与えられます。
チームスコア: チームメンバーそれぞれの個人スコアを合計したものがチームスコアとなります。
地雷: マップ端は地雷原となっています。足を踏み入れると警告が出ますから、すぐに引き返してください。
リスポーンキル対策:
リスポーンポイントの周囲にも地雷が埋められており、不用意に近づいた敵は命を落とします。また砲撃をリスポーンポイント上に直接落とすことはできません。さらにリスポーンポイント内部は「安全地帯」です。敵からも味方からもダメージを受けることはありません。
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移動と姿勢
スタミナ:
スタミナはあなたの体力を示します。ジャンプとスプリントで消耗します。息が荒くなってきたら、そろそろ疲れてきた証拠です。スタミナ減少中はアイアンサイトの揺れが激しくなり、敵に呼吸音を聞かれて位置がばれる恐れもあります。安全な場所に停止して、しばらく休みましょう。
ジャンプ: Jump キー [Space]
で飛べる高さや距離はわずかです。あまり使い道はないでしょう。スタミナを大幅に消費し、さらに連続して行うことはできません。低い障害物を飛び越える手段としては、ダイブの方が有効です。
姿勢: 立ち(通常)、しゃがみ(Crouch キー [C])、伏せ(Prone キー [Alt])の 3
種類あります。姿勢を低くするほど、スタミナ回復速度が上がり、反動とアイアンサイトの揺れが減少します。しゃがんでも通り抜けられない狭い穴は、伏せることで進入できます。
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赤いアウトラインが頭に達するとそれ以上走れない。残りマガジンが半透明なら、リロードかボルト操作が必要。 |
ふたつの全力疾走。通常(左)と、しゃがんで頭を低くした場合(右)。わずかな違いが生死を分けることも。 |
自分の視界とモデルがもっとも一致しない瞬間。伏せて起伏から頭を出すと、銃と腕が斜め上方へ突き出てしまう。 |
スプリント: Sprint キー [Shift]
を押しながら移動すると、スプリント(全力疾走)します。重い装備を背負っているため、たいして早くはありません。走れる距離は残りのスタミナ次第です。スプリント中は武器が撃てず、足を止めた後も武器を構えるまで隙ができます。
低い姿勢でスプリント: しゃがみながらスプリントすれば [C+Shift]
、姿勢を低くしたまま走れます。通常のスプリントに比べスタミナ消費が激しく、若干低速になります。しかし、しゃがみより少し高い程度のシルエットに保てるので、見られる危険や、頭を撃たれる危険がかなり減少します。また天井が低く、しゃがんでしか通れない場所を、走り抜けることもできます。
ダイブ / 乗り越え: スプリント中に撃たれたら、Prone キー [Alt]
を押してみてください。即座に地面を蹴って、前方にヘッドスライディングします。わずかにジャンプする点を利用し、高さの低い障害物を飛び越したり、上に飛び乗ったりすることもできます。例えば通常のジャンプでは土嚢は越えられませんが、手前でダイブを使うと、上に飛び乗れます。そのまま向うに転がり込めば、回り道する手間が省けるでしょう。
覗き込む: Lean キー [Q/E]
を押すと、左右に体を傾けて覗き込みます。姿勢は問いません。覗きこみ中のペナルティは特になく、通常と同じように依託射撃もできます。
一人称視点とモデル:
あなたの視点は、兵士モデルの目の辺りにあります。一人称視点のゲームでは忘れてしまいがちですが、視点の周囲には、あなたの体が広がっています。しゃがめば銃を支える左腕が前方へ飛び出しますし、伏せなら胴体と足が後ろに伸びます。敵から隠れたいときは、視点の位置だけでなく、体全体を隠す必要があります。また隠れた場所から体を出すとき、あなたが敵を見る前から、すでに敵にはあなたの一部が見えるという点も重要です。
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敵味方の判別
ほとんどのサーバーで TeamKill
(味方殺し)許容数が低めに設定されています。これを越えると自動キックされます。撃つ前に本当に敵かどうか、よく見極めてください。制服の色、被っているヘルメット
/ 帽子、武器の形状などがヒントになります。
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ドイツ兵(左)は緑灰色、ソビエト兵(右)はカーキ色の制服。顔やヘルメット、背中の装備にはバリエーションがある。 |
冬のマップでは、ドイツ兵(左)はコートを、ソビエト兵(右)は白い制服を身にまとっている。 |
将校は一目でわかるように帽子を被っている(左)。戦車兵は両軍とも黒っぽい制服のため帽子で判別。右はドイツ戦車将校。 |
銃を撃つ
RO での射撃: FPS
では、「動きながらの射撃は難しい」ことを再現するため、移動スピードや姿勢によって、銃の精度自体を変化させる場合が多いように思います。走ると着弾範囲が広がり、しゃがむと収束するというように。しかし
RO はちょっと独特で、引き金を引くときの状態が銃の精度に影響することはありません。「ばらけ具合」は常に一定です。
そのかわり射撃の困難さを、照準の揺れと反動の量で表現しています。適切な姿勢を取らずに撃てば、照準が定まらず、撃つたびに銃が暴れ回り、結果的に命中率が下がります。動きを止めて姿勢を低くすれば、その逆となります。それでも精度そのものは変わりません。腕次第ではペナルティを克服することも可能でしょう。
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何もせずに撃つと腰だめ射撃に。狙いをつけるのは困難。 |
I キーでアイアンサイトを覗く。照準はゆっくりと揺れ、撃てば反動で跳ね上がる。 |
アイアンサイト射撃時の照準。銃弾は、照星の頂点(赤い点の位置)へ向け飛ぶ。 |
アイアンサイト(照準射撃): RO
には「画面中心のクロスヘア」がありません。狙いをつけたいときは、アイアンサイト射撃と呼ばれる方法を取ります。Iron Sights キー
[I/ マウス中央ボタン]
を押してください。銃を肩の高さに構えて、照準器(アイアンサイト)を覗き込みます。構える腕が疲れてくると、照準が揺れ始めます。狙えないほど揺れがひどくなったら、いったん解除して通常状態に戻してください。揺れ始めるまでの時間、揺れの激しさは、スタミナ残量と姿勢で変化します。
ヒップショット(腰だめ撃ち):
悠長に狙いをつける時間がないときは、銃を腰の位置に抱えたまま、アイアンサイトを使わずに感覚で撃つこともできます(腰だめ射撃)。当然命中させるのは格段に難しくなります。弾は画面中心ではなく、現在銃口が向いている地点に飛んでいきます。マウスの動きで銃口の向きをある程度コントロールできます。
敵を発見したら、どちらの手段で射撃するか、即座に判断しなくてはいけません。遠距離や無警戒の相手はアイアンサイトで確実に、出会い頭や移動しながらの威嚇射撃は腰だめで、という感じになります。
レストショット(依託射撃):
窓枠や地面の起伏などに銃をもたせかけ、体でがっちりと固定してから撃つこともできます(依託射撃と呼ぶそうです)。反動と照準の揺れを大幅に低減できます。あらゆる銃で有効ですが、特に反動の凄まじい短機関銃を使う兵士には、必須の射撃方法と言えます。
依託射撃をするためには、まず銃を預けられるような構造物を探します。伏せている時は石畳の段差や地面の凹凸、しゃがんでいるなら窓枠や土嚢などが手頃でしょう。立っている場合、車両の残骸や高い塀を試してみてください。水平の構造物だけではなく垂直のものでも構いません。必要なのは、銃の先が何かに当たるような状態を作り出すこと、それだけです。例えば曲がり角の手前から向うを覗き込む場合、角の垂直部分を使います。姿勢と位置取りしだいで、あらゆるオブジェクトが利用できます。銃身が固定したい部分と重なるように、密着せず少し離れた場所で、前方を向きながら視界を上下させると成功しやすいかもしれません。

固定可能な場合、HUD
右下にそれを示すアイコンが表示されます。この状態でアイアンサイトを覗けば、自動的に銃が固定されます。アイアンサイトから目を離すか、固定していた面から銃が離れてしまうと、解除されます。
バイポッドによる固定:
さらに対戦車ライフルと機関銃は、銃身に取り付けられたバイポッド(支脚)を使って、銃を地面へ完全に固定できます。バイポッド使用中は、照準の揺れが止まり、反動もほとんどなくなります。方法は依託射撃と同じです。違いは、伏せている間ならどこにでも固定できること(起伏は不要)、固定中の視界が前方のみに制限されることです。また
Iron Sight キーの他に、Deploy キー [F] でも同様の操作が行えます。
頭をひっこめる:
しゃがんだ状態でアイアンサイトを覗く(銃を構える)と、プレイヤーは顔を上げ、姿勢がわずかに高くなります。アイアンサイトを解除すると、再び低くなります。これを利用して、攻撃時だけ遮蔽物から頭を出し、敵が反撃してきたらすぐに隠れるという動作が取れます。覗き込みよりも体の露出が少なく、しかも照準しやすいため便利です。
同じように、しゃがんで移動する際も、動いている間のみ姿勢が高くなります。土嚢に隠れて移動する時など、足を止めれば完全に身を隠せることを覚えておいてください。マップ上には、ちょうどしゃがむと体が隠れる高さの遮蔽物が豊富に存在します。ふたつのしゃがみ姿勢を使い分けることで、被弾率が大幅に変わってくるはずです。
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テーブルの陰で、武器を構えずにしゃがんでいる状態。窓の向こうの敵からはほとんど見えず、撃たれる心配はまずない。 |
テーブルを使っての依託射撃。アイアンサイトを覗いているため、姿勢が高くなり、窓の向こうの敵からは頭が見える。 |
リーン(覗き込み)しながら、ドア枠の垂直部分に銃を委託している状態。 |
ダメージ:
射撃のダメージは、弾丸の重量と飛翔速度、命中した体の部位で決まります。命中によって戦闘を継続できないほどの重傷を負った場合、死んだものと考えられます。例えば、重く速いライフル弾が胴体や頭に命中すれば「即死」します。拳銃弾なら頭に当たらない限り
2
発以上耐えられます。足を撃たれると移動速度がしばらく極端に落ち、手であれば持っていた武器が跳ね飛ばされます。ダメージを受けた箇所は、HUD
左下の人体イメージで赤く表示されます。

一般的 FPS に比べ落下のダメージがかなり大きいので注意してください。2
階からジャンプで飛び出したりすれば、まず足をくじきます。無傷で飛び降りられるのは、1 階分の高さ以内です。
弾道の計算: 発射後の銃弾の処理は、RO
がこだわる部分のひとつです。銃口から飛び出した弾は、重力に引かれ、徐々に下降しながら飛んでいきます。発射速度の速い銃でも、省略せず一発ごとに飛翔コースを計算しているそうです(サーバー負荷の原因でもあるとか)。確認手段がありませんが、空気抵抗による減速まで再現されているとの記述もあるにはあります(雰囲気重視の
Tactical Manual 3.0 ですから、ゲーム中での話かどうかはわかりません)。
瞬間着弾するタイプのゲームとは異なり、銃弾が目標に到達するまで時間がかかるうえ、距離に応じて落下します。したがって遠距離の移動目標を狙う際には、移動を先読みし、少し上を狙います。弾の描く軌道は銃によって異なりますから、それぞれの武器に習熟し、体で覚えていく必要があります。詳しいデータは
History and Tactics Guide をご覧ください。
基本的に強力な銃ほど落下はゆるやかです。下図、緑の点(頭)を狙って撃つと、MP40 であれば
90m で胸の位置まで落下します。一方 M1891/30 (モシンナガンライフル)は 90m
程度ならほとんど落下がありません。
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左は MP40
、右はモシンナガンライフル。緑の点を狙って射撃した場合の、距離による落下の度合い。ライフルは落下が緩やかなため、狭いマップなら頭に照準を合わせて撃てば、どこかには当たる。 |
K98
で頭を狙い撃つ場合。横に移動する目標にはリードを取る。超遠距離ではわずかに上を狙う。 |
恐怖と制圧射撃:
銃弾が体のそばをかすめると、視界にブラー効果(にじみ)がかかります。オプションでブラー効果をオフにしているか、DirectX
9.0
モード以外なら、かわりに視界が暗くなります。さらに付近で爆発があったり、砲撃が着弾したりすると、視界が激しく揺れ一瞬焼きついたようになります。これらは恐怖とショックによる戦闘能力の低下を表現しています。
機関銃や SMG
を持つプレイヤーは、敵のいる辺りに乱射して、隠れている敵兵を「恐怖」させることも重要な仕事のひとつです。たとえ一発も命中しなくても、味方の前進を煩わす敵のライフル兵とスナイパーを一時的に無力化できます。
武器を拾う:
死んだ兵士の装備は、すべて死体のそばに散らばります。また腕を撃たれると、銃を取り落としてしまいます。こうした落し物は Use
キー [Z] で拾えます。一度に持てる量は決まっていて、例えばすでにライフルを持っているのに SMG
を拾うことはできません。その場合は、手持ちの装備をまず Throw Weapon キー [\]
で捨てます。武器と弾薬は別々に落ちますから、必ず近くに落ちている弾薬も拾うようにしてください。一人の兵士が持てる装備量は以下の通りです。
装備の種類 |
持てる量 |
銃(拳銃以外) |
×1 |
拳銃 |
×1 |
パンツァーファウスト |
×3 |
手榴弾 |
×2 |
爆弾 |
×2 |
格闘と銃剣: 連射銃の少ない RO では、殴り合いもしばしば有効です。マウス Alt Fire キー
[右クリック]
で銃を振り上げ、押しっぱなしにして力を溜めつつ、敵に向かって全力疾走しながら頭部めがけて振り下ろしましょう。力を溜め、移動スピードが早いほど威力が増します。ライフル兵の持つ銃は、銃剣を取り付けることもできます(Att
Bayo
キー [F])。ほんのわずかに射撃精度が低下しますが、そのかわり格闘攻撃ダメージが増加します(リーチも伸びる?)。
弾薬とリロード
ライフルのボルト操作: ボルトアクション式のライフルは、1
発撃つたびにボルト(遊底)から伸びるハンドルを操作して、次の弾を弾倉から薬室へ送る仕組みになっています。RO
ではこの作業を手動で行います。ライフルを撃ったら、忘れずにもう一度左クリックしておいてください。(5 発撃ち尽くしていないのに) HUD
の残りマガジン表示が半透明なら、ボルト操作が必要です。
リロード : Reload キー [R] でリロードを行います。
- 弾倉内の残弾数を確認する方法はありません。特にライフル兵は、何発撃ったか自分で数えておきましょう。
- 残りマガジン表示が半透明のときは、次弾が薬室に装填されておらず、そのままでは撃てない状態です。ボルト操作かリロードを行ってください。
- ボルトアクションライフルは、クリップ(弾丸を数発セットでまとめたもの)を使って弾を込めます。銃に弾が残っているのに新しいクリップをつっこむことはできません。リロードする前に撃ち尽くしてください。スナイパーライフルのみ例外で、撃った分だけ一発ずつこめることができます。
- 短機関銃やセミオートライフルは、マガジン(弾倉)で装填するため、好きなときにリロードできます。弾倉の弾を撃ち尽くさず、何発か残した状態でリロードすると、マガジン交換後のボルト操作が省かれ、リロード時間短縮に繋がります(すでに薬室に弾があるため、新たに送る必要がない)。このテクニックは機関銃でも使えます。
- 対戦車ライフル、機関銃は地面に固定した状態でしかリロードできません。PTRD
は一発撃つごとにリロードが必要です。
New Magazine is heavy:
リロード時に表示される New magazine is heavy
の表示は、新しいマガジンの中に弾薬がどれだけ入っているか教えてくれます。heavy
であればほぼフル、medium で半分程度、light
なら半分以下、very light
だとほとんど空です。弾を撃ちきらずにリロードした場合、使い途中の半端なマガジンは捨てずに取っておかれます(残りマガジン数が減りません)。こうした半端マガジンをあとで装填するときに
New magazine is (very) light の表示を見ることになります。

弾薬の補給:
手持ちの弾薬が切れたら、マップのどこかにある弾薬補給所で再補給できます(Oキーで確認)。ただし補給されるのはあなたのクラスが使う武器と手榴弾だけです。拾ったパンツァーファウストが増えることはありません。
機関銃の補給: 機関銃を使う兵士には、専用の弾薬補給手段が用意されています。ボイスの
I Need Ammo!
を使うと、味方の戦術マップとコンパスに、弾薬要請アイコンが表示されます(機関銃を持たないプレイヤーがこれを使っても何も起きません)。気付いた味方が弾薬を持って駆けつけてくれるでしょう。味方から弾を受け取るためには、手に機関銃を持っている必要があります。

機関銃手に弾薬を渡す: すべてのクラスは機関銃用の補給弾薬を 1
マガジン分持っています。味方の機関銃手の名前の後に Needs Ammo
と表示されていたら、Press G to resupply の表示が出るまで近づき、Resupply
MG キー [G] を押してください。渡した方にスコアが入ります。何も表示されない機関銃手は、すでに弾を限界まで持っています。
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コミュニケーション
ボイス: Voice
Command キー [V] で一覧を開き、数字キーで選択します。マウスホイールと Alt Fire キー [右クリック]
も使えます。頻繁に使うボイスは、オプションでキーに直接割り当てましょう。ボイスは一定距離内のプレイヤー(敵味方問わず)に聞こえるほか、チームチャットとしても送信されます。
テキストチャット: 全員 [T]、チームのみ [Y]、同じ車両のクルーのみ [U]
と3種類あります。死んでいる間に送信したチームチャットは、生きているプレイヤーには見えないようです。
ボイスチャット: 全員 [Home]、チームのみ [End]、付近のプレイヤーのみ [Delete]
の3チャンネルから適切なものを選択し、Mic キー [Scroll Lock] で会話を始めます。
将校の特殊能力
ここで言う将校とは、Squad Leader / Tank Commander
(歩兵部隊の将校および戦車将校)を指しています。
煙幕: ブースターパックより、RO
に煙幕が追加されました。歩兵将校は通常の手榴弾の代わりに、煙幕手榴弾を持っています。Fire キー [左クリック]
で構え、指を離すと投げます。殺傷能力は皆無ですが、使い方次第では戦いの行方を大きく変えられる、とても役に立つ武器です。
集結地点の指示: 双眼鏡を覗いて Alt Fire キー [右クリック]
を押すと、視点の中心が Rally Point
(集結地点)に設定されます。戦術マップのどこかを左クリックでもかまいません。すべての味方プレイヤーに New Rally
Point! Check your map
という警告が発せられ、コンパスと戦術マップ上に目印(旗)が付きます。設定してもシステム的な恩恵はありませんが、チームの動きに流れを作る手助けとなるでしょう。
攻撃 / 防御命令: 将校専用のボイスメニュー Commands
から、Attack .. Defence ..
を使うと、単に叫ぶだけではなく、部下の戦術マップとコンパスに専用のアイコン(赤丸)が表示されます。
援護要請: 同様に、ボイスの We need
help を使うと、戦術マップに助けを求めるアイコン(手)が表示されます。
支援砲撃: 戦術マップ [Oキー]
に無線機の位置が示されるマップでは、後方の司令部を通じて、待機中の砲兵隊に砲撃を要請できます。
1. 双眼鏡を覗き、攻撃したい地点を中心に捉えて Fire キー [左クリック] を押します。そこに
Artillery Coords
(砲撃目標座標)が設定されます。戦術マップ上にもキノコ雲でマークされるので、これを使って微調整します。敵のスポーンポイント周辺は
Not a Valid Artillery Target!
エラーが出て目標にできません。チームに複数の将校がいる場合、それぞれ別の目標を設定できます。
2. 無線機が置いてある場所に向かい、無線機の前で Use キー [Z]
を押すと、司令部との交信が始まります。要請が通れば、数十秒後に
Artillery Coords
へ砲撃が降り注ぎます。要請回数には制限があり、だいたいチームごとに 1 ラウンド 3 〜 7
回程度です(残り回数は要請後に表示)。時間を置かずに要請すると断られます。

- 戦術マップ上に位置が表示されない無線機でも、要請に使える場合があります(例えば Arad)。接近すると
Use the radio to request artillery support from
HQ とヒントが出るものが使える無線機、出なければ敵用のものです。
目標設定は将校しかできませんが、無線機による要請は誰でもできます。目標設定したら、無線機の周囲にいる味方に合図を送り、代わりに要請を出してもらうようにするとスマートだと思います。
とマニュアルには書いてありますが、どうも座標を設定した将校本人しか要請を出せないようです。
- 実際に砲撃が始まると、キノコ雲マークの色が濃くなり、味方にも見えるようになります。
- 砲撃は特定の敵を倒すためというより、あるエリアに敵を近づかせないため、またはあるエリアの敵の作戦・防御を粉砕する手段です。要請後しばらく目標地点に砲弾が降り注ぎ続け、そのエリアを敵からも味方からもシャットアウトします。発見した
1 両の戦車、1
人のスナイパーを倒すために使うのはあまり意味がないでしょう。砲撃をうまく使わなければ防御を突破できないように設計されたマップもあり、使いどころは慎重に考える必要があります。
- 味方と敵の動きをよく読んで、なるべく味方の前進を阻害しない位置に落としてください。要請後は味方が目標に近づかないように警告を出した方がよいでしょう。途中で止めることのできない砲撃は、敵だけでなく味方にも惨事をもたらす可能性があります。
- 砲撃の規模、威力、期間、要請可能な回数は一定ではありません。150mm
榴弾砲による大規模な支援砲撃を豊富に受けられるマップもあれば、82mm
迫撃砲による小規模・低威力の支援しか望めないマップもあります。下表は砲兵隊の種類です。
ドイツ軍の砲兵隊 |
ソビエト軍の砲兵隊 |
A. 80mm 迫撃砲
B. 105mm 砲
C. 150mm 砲 / 榴弾砲 |
A. 82mm 迫撃砲
B. 76.2mm 砲
C. 122mm 砲 / 榴弾砲
D.
ロケット (16/32 発の斉射) |
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銃の特徴
ボルトアクションライフル: Kar98k, M1891/30, M1891/38 Carbine,
M44
撃つごとに手動でボルト(遊底)を操作し、薬莢の排出と次弾の装填を行う伝統的なライフルです。第2次大戦では最新の自動小銃相手に苦戦しながらも、各国兵士によって広く使われました。連射速度は最悪ですが、長い銃身と重い弾のおかげで、極めて高い精度を誇ります。扱いに慣れれば点のようにしか見えない標的をも、撃ち抜くことができるでしょう。
- 一発撃つごとにボルト操作が必要です。射撃後もう一度 Fire キー [マウス左クリック] を押してください。
- クリップで弾を込めます。全弾撃ちきるまでリロードできません。
- Kar98k と M1891/30
は Att Bayo キー [F] で銃剣を装着できます(M91/38
Carbine は銃剣を使えず M44 には最初から付いています)。
- M1891/30 と M1891/38
の違い: 38
の方が軽いため、ほんのわずかですがアイアンサイトを覗くまでの時間が短く、連射速度が高く、かわりに精度が悪いようです。また
38 は銃剣の装着ができません。
セミオートライフル: Gewehr41, Gewehr43,
SVT40
給弾を半自動で行う速射ライフルです。引き金を引くたびに弾が 1
発飛び出し、次の弾が薬室へ送られます。精度でボルトアクション式に劣るとはいえ、続けざまに攻撃を放てる利点は計り知れません。非常に使い勝手のよい銃です。
近距離であればアイアンサイトを使わなくても結構戦えます。
- マガジン装填式のため好きなときにリロードできます。
- ロシアの SVT40 は銃剣を装着できます。
スナイパーライフル: Kar98 Scoped, Gewehr43 Scoped,
M91/30 Scoped, SVT40 Scoped
アイアンサイトのかわりにスコープを取り付けて、狙撃任務用に調整されたライフルです。ボルトアクション式(高精度)と、セミオート式(連射できる)の
2 種類あります。精度や威力自体は通常のライフルと変わらないので、スコープの利点を最大限に生かさなければ、戦果を上げられません。
- ボルトアクション式スナイパーライフルのリロードは、撃った弾の分だけ 1 発ずつ込めます。いつでも可能です。
- スコープの表示方法は 3 種類あります(オプション画面で切り替え)。倍率変更はできません。
サブマシンガン(SMG 、短機関銃): MP40, MP41, PPD-40,
PPS-43, PPSh-41
拳銃弾を高速でばらまく凶悪な銃です。給弾を全自動で行うため、引き金を引いている間連射できます。接近戦や援護射撃で高い威力を発揮します。特に屋内での戦いにおいて、これほど頼もしい武器はありません。一方、短い銃身と軽い弾、激しい反動のおかげで、遠距離の標的を狙うのは苦手です。
- 近距離の乱戦では、アイアンサイトよりも腰だめ撃ちの方が有効です。
- 止まって撃つ時は常に依託射撃を狙いましょう。
- マガジン装填式
アサルトライフル: STG44 (MP43)
ライフルと SMG の中間に位置する銃で、双方の長所を備えています。SMG
のような「ばら撒く」戦い方、セミオートライフルのような「狙い撃つ」戦い方、どちらもこなせます。使いやすくまったく穴のない、最強の歩兵銃と言えそうです。熟練した射手が使うアサルトライフルは、敵にとって恐るべき脅威となります。戦争後期の一部のマップにしか登場しません。
- Mode キー [X] で発射モードを変更できます(セミオート / フルオート)。初期設定はフルオートです。
- マガジン装填式
ライトマシンガン(軽機関銃): MG34,
MG42, DP-28
ダメージ、連射性能、精度、装弾数のすべてにおいて優れた銃です。うまく使えばチームの勝利に大きく貢献できます。その分巨大で重く、取り扱いは厄介そのもの。バイポッドで地面に固定しなければまともに撃てないうえ、リロードが遅く、銃身加熱の恐れもあります。
- リロードは固定状態でしかできません。
- 緊急時には、腰だめ射撃も可能です(固定できない状態でアイアンサイト、MG42 は不可)。
- 数発に一発の割合で、曳光弾が含まれています(ソビエト=緑、ドイツ=黄色)。
- 撃ち続けると銃身(バレル)が熱を持ち、煙を吹き始め、精度が低下します。やがてオーバーヒートし、まったく射撃できなくなります。いったんオーバーヒートした銃身が再び使えるようになるには、相当長い時間待つ必要があります。MG34
と MG42 は、Barrel Change キー [B]
で予備の冷えたバレルに交換できます(予備は一本のみ)。DP-28
には対処法はありません。いずれにしろ、適当に冷ましながら撃つ必要があります。
- MG34 : 単射できます(Alt Fire キー [右クリック])。
- MG42 : MG34
より装弾数が多く連射が速いかわりに、腰だめ射撃ができません。
ピストル: P08 Luger, Walther
P38, TT33
護身用の拳銃です。将校や機関銃手、スナイパーが使います。一般兵士には支給されません。メインの銃を手から撃ち落されたとき、拳銃を持っていれば自動で持ち替わり即座に反撃できます。落ちているのを見かけたら、拾っておくと役に立つかもしれません。
- 扱いやすいので、近距離では意外なほど有効です。距離が離れると命中させるのが恐ろしく困難になります。
- マガジン装填式
爆発物 と 対戦車兵器
ソビエトの手榴弾: ソビエト兵のほとんどは F1 Grenade を 2
個持っています。 Fire キー [左クリック] で構え、指を離すと投げます。投げた瞬間にタイマーがスタートし、約 5
秒後に爆発します。長く構えるほど飛距離が伸びます。構えている状態で Alt Fire キー [右クリック]
を押すと、投げる前にタイマーが作動します。 アンダースローで手前に落としたいときは、Alt Fire キー [右クリック]
で同様の操作を行います。その場合、投擲前のタイマー作動は Alt Fire キー [右クリック] を押しながら Fire キー
[左クリック] です。
ドイツの手榴弾: ドイツ兵の使う手榴弾は、SteilHandGranate 39
です。扱い方はソビエトのものと同じですが、決定的に違うのは、構える動作に入った瞬間にタイマーが作動する点です。投げようと投げまいと、約
4 秒後に爆発します。自爆や TK にご注意ください。
爆弾: 工兵は強力なカバン爆弾 3kg Satchel Charge を 2
個持っています。Fire キー [左クリック] で構え、離すと投げます。タイマーは 10
秒、構えた瞬間に作動します。かなりの威力があり、対戦車兵器としても活躍します。戦車の近くに投げるだけでなく、天井に放り投げて、車体の上に乗っけてしまうこともできます。
効果範囲が凄まじく広いので、もっとも TK しやすい武器です。設置すると自動的にチームメイトへ Satchel
Planted!!
と警告が出ますが、さらにボイスを使って念を押しておくとより安全でしょう。一部のマップでは、爆弾による破壊活動が勝利条件に含まれています。また壁や閉じたドアなどを爆破して、新たなルートを開くことができる場合もあります(マップの赤い二重丸)。工兵を選択したら、まずそうした本来の仕事を優先してください。

パンツァーファウスト: Panzerfaust
(対戦車榴弾発射器)は、歩兵用の使い捨て対戦車兵器です。引き金を引くと筒の先のロケットが飛び出し、命中した戦車を特殊な爆発で破壊します。ドイツの対戦車兵が持っているほかに、弾薬補給所で拾えることもあります。撃ち出されたロケット弾はすぐに失速し、下降を始めます。したがって遠くの目標に命中させるには、かなり上に向けて発射しなければいけません。発射角度調整のために、独特の照準機が用意されています。詳しくは下の画像をご覧ください。
砲弾とは異なり、距離に関わらず一定の破壊力を持つため、命中しさえすれば大きなダメージを与えられます。跳弾が発生しないよう垂直に、薄い側面・背面の装甲へ撃ち込むと、もっとも効果的です。
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パンツァーファウストで正面のハーフトラックを狙う。距離は目測で判断する。上の場合 50m
強と推測。まず他の武器と同じようにアイアンサイトキーで構える。 |
F キーを何度か押して、60 と書かれた窓と白い突起(照星)を重ねる。これでロケットは照星の
60m 先に着弾する。さらにマウスを上下し発射角度を微調整。この場合 50m
ちょっとの地点を狙いたいので、下にわずかに傾け、車体底部を狙う。 |
発射。山なりに飛んだロケットがハーフトラックに命中。発射角度をわずかでも誤れば無駄弾に終わる。 |
対戦車ライフル: PTRD Rifle
は、戦車装甲の薄い箇所(のみ)を貫けるように設計された強力なライフルです。機関銃と同じように地面に固定して撃ちます。重すぎるためか、それ以外の方法で撃つことはできません。持てる弾薬は
15 発のみです。
照準が簡単でパンツァーファウストより有効射程は長めです。しかし距離が離れるにつれ、もともと高くない貫通力がさらに減少してしまいます。やはり可能な限り引き付けて、側面・背後からの垂直な一撃を狙うことになります。貫通後のダメージも高くはありません。そのため、精度と連射の速さを生かし、特定の弱点を狙い撃ちするのに適しています。例えば足回りの破壊を狙ったり、弾薬庫や開いている操縦手ハッチを狙ったり。もちろん人にも有効です。PTRD
Rifle の弾が命中した兵士は恐ろしいことになります。
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クラス
10
種類あるクラスには、それぞれ人数制限があります。どのクラスが何名登場するかはマップ次第、その装備内容も一定ではありません。例えば
Baksan Valley では、ソビエト側にのみ自動ライフル兵が登場します。大戦末期の Odessa や Konigplatz
では、ドイツ戦闘歩兵に最新式の STG44 が与えられます。
ライフル兵:
Rifleman
装備 ボルトアクションライフル、手榴弾
ありふれた一般兵士。人数制限はありません。多くのマップで部隊の主力となります。持っている銃は突撃には向きませんが、それでも突撃するのが仕事です。
自動ライフル兵: Semi-auto
Rifleman
装備 セミオートライフル、手榴弾
幸運にもセミオートライフルを支給されたライフル兵。精度と連射力を兼ね備える、戦いやすいクラスです。制限は3人程度。
戦闘歩兵: Assault
Trooper
装備 SMG かアサルトライフル、手榴弾
フルオートで撃てる短機関銃を使う兵士。接近戦での戦闘能力が高く、突撃を得意とします。前へ前へと進み、ライフル兵のための道を開いてください。マップによっては
STG44 が使える場合もあります。制限は3人程度。
機関銃手:
Machine-gunner
装備 軽機関銃、拳銃、手榴弾
軽機関銃を使って部隊を援護する兵士。敵の射界に突撃するのは不得手ですが、自分の射界に誘い込んで倒すという戦法を取れば強力です。味方がきちんと弾を渡してくれる限り、弾切れの心配はありません。敵が隠れているあたりに撃ちまくって釘付けにしましょう。曳光弾が恐怖を煽るだけでなく、ブラー効果によって敵のライフルが役立たずになります。制限は1人〜2人。
将校: Squad
Leader
装備 SMG
かセミオートライフル、煙幕手榴弾、拳銃、双眼鏡
歩兵部隊の指揮官。砲撃の目標(Artillery
Coords)を指定できる唯一のクラスです。集結地点(Rally
Point)を決めたり、チームに命令を出すこともできます(ボイスの
Commands)。さらにキャプチャー速度が他クラスの 1.5
倍早いというボーナスも。チームにとって非常に重要なクラスなので、慣れないうちは避けた方が無難でしょう。特に砲撃目標の指定はチームの勝敗に直接かかわります。制限は1〜2人程度。
戦闘工兵: Combat
Engineer
装備 SMG
、手榴弾、爆弾
強力な爆弾を使って、障害物の除去や作戦目標・車両の破壊に活躍します。戦闘工兵が登場するマップでは、彼らが仕事をしないと勝利できないものも多く、かなりマップに対する知識が必要とされます。制限は2人程度。
スナイパー:
Sniper
装備 スナイパーライフル、拳銃、手榴弾
射撃の才能を認められ、狙撃用ライフルを与えられた兵士。味方にとっては頼もしく、敵にとっては鬱陶しいクラスです。制限が1人なうえに人気が高く、大抵まっさきに埋まってしまいます。その分チームから寄せられる期待も大きく、敵の守りが固いときは、それを崩す手がかりをスナイパーが作らなければいけません。一般歩兵で弾の飛び方に慣れてからでないと、上手な狙撃は難しいでしょう。
対戦車兵: Anti-tank
Soldier
装備 (ドイツ側)パンツァーファウスト、SMG
、手榴弾 (ソビエト側)対戦車ライフル、拳銃、手榴弾
対戦車兵器の扱いに習熟した兵士。ソビエト側は射程の長い対戦車ライフルを使えるかわり、即座に撃てる武器が拳銃しかありません。ドイツ側は
MP40 が使えるので、敵戦車がいなくなっても通常歩兵として戦えます。制限は2人〜4人。
戦車兵: Tank
Crewman
装備 拳銃か SMG、手榴弾
戦車の操縦訓練を受けた兵士。操縦手、砲手/車長、機銃手、どの役割もこなします。人数制限はマップにより様々。戦車マップではほとんどのプレイヤーがこのクラスを選ぶことになります。
戦車将校: Tank
Commander
装備 SMG、手榴弾、拳銃、双眼鏡
戦車隊の将校。能力は通常の将校と同じです。車長席の双眼鏡で、戦車に乗ったまま、砲撃目標や集結地点を指示できます。制限は2人程度。
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武器 |
初登場 |
補足 |
独 |
Mauser 98k |
1935 |
大戦を通して広く使われた |
独 |
Gewehr 41 |
|
|
独 |
Gewehr 43 |
1943 中期 |
少数のみ支給された |
独 |
Sturmgewehr 44 |
1944/1 |
MP43 として 1943/9 に登場 |
独 |
MP40 |
1939 |
大戦を通して広く使われた |
独 |
MP41 |
1941 |
少数のみ作られた |
独 |
P1908 Luger |
1908 |
大戦を通して使われた |
独 |
Walther P38 |
1938 |
大戦を通して使われた |
独 |
MG34 |
1934 |
大戦を通して使われた |
独 |
MG42 |
1942 初期 |
1942 以降使われた |
独 |
Panzerfaust |
1943/10 |
PF 30 タイプは1943 後期に登場 |
独 |
Stielhandgrenate 39 |
1939 |
大戦を通して広く使われた |
両 |
Satchel |
1916 |
大戦を通して使われた |
ソ |
Mosin 1930G |
1931 |
大戦を通して広く使われた |
ソ |
Mosin 1938G |
1938 |
大戦を通して広く使われた |
ソ |
M44 |
|
|
ソ |
SVT-40 |
1940 |
比較的少数にとどまった |
ソ |
PPD 1940 |
1940 |
小数作られたが PPSh に置き換えられた |
ソ |
PPSh-1941G |
1942/1 |
大戦を通して使われた |
ソ |
PPS-43 |
1942/1 |
小数にとどまり 1944 に姿を消す |
ソ |
TT33 |
1933 |
大戦を通して使われた |
ソ |
DP 1928 |
1928 |
大戦を通して使われた |
ソ |
PTRD Rifle |
1941/1 |
大戦を通して使われた |
ソ |
F1 Grenade |
1935 以前 |
大戦を通して使われた |
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